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注目されたRBAですが、事前予想通り金利は0.1%で据え置き、今月でQEの終了が決定されました。しかし、QEの終了は近い将来の利上げの可能性を示唆するものではないと牽制し、今年中の利上げに関する明確な示唆はなく、今後もインフレを見ながら忍耐強く臨むという、ハト的な内容となりました。インフレ見通しはこの先数四半期でRBAのターゲット上限の3%を超えて3.25%まで上昇したのち来年は2.75%に下落するということになっているため、市場はまだ今年中の利上げ見込みは残ったままとなっています。
翌日行われたロウ総裁の会見でも基本的にはハト的は発言に終始していましたが、利上げの開始時期についてはこれまでの2024年よりかは前倒しされるような発言が見られました。
次回2/23の賃金指数が注目ですがこれが強かったからと言って次回即利上げとなるわけではなく、また次のCPIも4月まで出てきませんので、それまではなかなか相対的にAUDは買いづらい展開です。ただ、市場は相当ショートに偏っているため、ショートカバーが入ったところで売っていく感じで考えています。現在はGBPAUDショートがやられている状態ですが、早々に諦めた方がいい気がしてきました。