昨晩FOMC議事録の発表前のUSD売り地合いのなか、GBPUSDロングの利食いオーダーが1.3565でついた。これでGBPはSQ。
議事録は、予想外にQTについて議論しているなという印象。QTをやったところでインフレに影響があるわけではなく、むしろ株など資産価格が下がることによって景気が減速した後の副次的な産物としてインフレが抑えられる印象で、利上げ後、ターミナルレートに到達するかどうかのタイミングの経済状況を見てからやるものだと思っていたため、かなりサプライズだし、意図が理解できない。
今後景気が悪化した時の政策のバッファーを作るために急いでQTをしているのかもしれないが、自ら景気を悪化させていくような自殺行為だと思う。バイデンからはインフレ対応だけを強く要求されたものだと思っていたが、そうではなかったのだろうか。
若干株式が弱含むことを想定して、既存のUSDショートやリスクオンポジションは一旦全て利食いした。2か月くらいのスパンのポジションだったがそれなりに収益が得られた。
AUDJPYロング、USDNOKショート、NOKJPYロング、CADJPYロングを全て利食い。
結果として今はSQ。これから明日の雇用統計を見て、もう少しチャンスがあればUSDロングを積み増したい。恐らく米経済指標はそこまで崩れないと思われるため、基本はUSDロングにしつつ、USDが買われ過ぎたところでは、多少資源国、AUDやNOKをロングにしたい。EMは米金利が上がるなら、資源国であっても脆弱なので、基本ショート。