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いまのメインシナリオは今晩の米中会談がいいきっかけになって、今後への期待感が造成されてリスクオンのUSD売りになること。うまくいかなくても、現在の両国の置かれた国内状況を考えると、関税引き下げが望ましく、完全な物別れになるリスクは少ないだろう。
その後明日にはCPIも出てくる。物価が上昇する中どの程度の購買意欲があったかを確認したい。ただ、例年米国の場合10月ハロウィン、11月感謝祭、12月クリスマスと、消費が盛り上がる時期でもある。逆にこの時期に消費が盛り上がらないようであれば、物価上昇が深刻だということ。イメージ的には、年内無理をして盛り上がって、年明け以降消費を抑えるというような消費行動になるのではないか。
ということで、年内はリスクオン、年明け物価が下がらないようなら株の上値が重くなるという想定。
本日は先ほどスウェーデンCPIが予想をまた上回ってきた。ノルウェーと比較してスウェーデンの物価高騰が目立つが、中銀のスタンスはこれまでノルウェーの利上げ方針に対して、スウェーデンは据え置きで、NOKSEKのロングがコンセンサストレードであったが、ここにきてその勢いに陰りが見える。かといってリスクオンになればNOKも買われるであろうが、ポジションの熟成度から言ってまだ未成熟であると判断してUSDSEKのショートを8.7500で積み増した。