FOMCがテーパリングを決定。ペースは11月と12月は市場予想通り国債100億/MBS50億としたが、来年以降は市場の状況次第とした。
今後出てくる経済指標次第では、スピードアップの方は想定しておかなければならないだろう。スピードダウンは、株が最高値を連日更新するような状況では可能性は低い。ただ、この場合利上げについては2023年以降に後ろ倒しになる可能性はある。
FOMC後、相場の反応としては、テーパリングと利上げは別基準という従来通りの発言をパウエル議長が繰り返したことで、リスクオンとなりクロス円が上昇。この展開の中USDMXNショートを20.5600で一旦カットすることにした。半年以上保有したが、キャリーを考えてもマイナスになっただろう。ただ、2度ほどショートを積み増して下で利食いという回転が出来たので、トータルでは若干プラス。
今週は雇用統計は来年の完全雇用に向けて50万人程度の増加ペースというのが一つのベンチマークとなっているため、予想というよりかは平均でどの程度のペースとなっているのかということに注目。短期的にすぐに反応しそうなのはCPIの方かもしれない。
突如としてYCCをやめたRBAや昨晩はポーランド中銀が利上げをしないと言っていたにも係わらず大幅利上げを実施。フォワードガイダンスは、中銀が想定した通りの状況が整っていることが前提であり、状況が変われば判断も変わるという当たり前のことを再確認。FRBも当然、そういうことになってくるのであろう。
短期的にはCPIが強くなることを想定してUSDロングとしているが、年末に向けて株が上がることが考えられるので、ここから2週間程度の間に、USDロングは利食いして、利上げしそうな資源国通貨のロングを狙っていきたい。既にCADのロングは保有している。狙い目は全く織り込まれていないSEKを考えている。