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RBA政策決定会合では、これまでの政策が全て維持されました。ロックダウンの経済へのダメージなど楽観視しているような声明もありましたが、2024年まで利上げするために必要な材料は揃わないという見方が楽観的な見方を全て打ち消した形になっています。
多くの国が、インフレに備えるべく金融政策をタカ派転せざるをえない状況になっていることと比較すると、RBAのスタンスは相対的にハト派を維持していることになります。また、本日発表された求人も右肩下がりの状況で、雇用も余り良くありません。ロックダウンの影響もあるでしょうが、トレンドは2020年後半から続いていますので、全体的に問題があるのでしょう。
ただ、市場はかなり売り疲れが出てきている気がします。悪い材料が出ても下がりにくくなってきています。今年の6月から鉄鉱石価格が暴落し、いくら天然ガスが上がってもまかないきれず、景気にダメージとなっていましたが、今後中国が電力不足問題を解消させ、工場の操業が通常に戻れば、また刺激策で景気が浮揚すれば、再び鉄鉱石価格の上昇がAUDを押し上げる可能性は十分にあります。
これまでのAUDNZDのロングはまだ半分残っていますが、それを維持するとともに、0.7200が割れたりしたら、今度はロングで攻めてみてもいいかと思っています。