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ベイリーBOE総裁が引き締めに向けた最低限の条件は整っていると発言しました。またベイリー総裁以外のメンバーも同じ考えであることも匂わせました。これで、GBPは買われましたが、利上げ織り込みは2022年半ばで50%以上の織り込みとなっています。先進国の中ではかなり早い時期の利上げが既に織り込まれていることから、余程の前倒しとならない限りは金利の上昇は見込みにくいと予想します。
一方でデルタ株感染はジワリと拡大し、若干景気回復の勢いは落ちているデータが出てきています。更に昨日ジョンソン首相が自身の公約を破って医療福祉改革の財源として来年から保険料・配当課税を引き上げ、合計で1.25%の増税を課すことを表明しました。ただでさえデルタ株感染拡大で控えられがちな消費に更にダメージとなりそうです。
また、月末期限のEUとの北アイルランドを巡る交渉も一波乱あるかもしれません。FOMCに向けてUSD買いが強まることを想定してGBPUSDのショートを作成しました。