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  • 今週の注目材料

第2Q豪CPI

先週のニュージーランドCPIは中銀の予想を上回りました。前年もこの時期から低位安定していることを考えると、ベース効果が今年いっぱい継続し、CPIが中銀のターゲット上限から外れている状態が続くことになりそうです。オーストラリアでも似たような状況で、ベース効果の影響から、今回のCPIから中銀のターゲットである2-3%のレンジ内に入ってくる可能性があります。

一方、RBA議事録では、労働市場は予想を上回る回復が続いたとしながらも利上げの条件は2024年まで満たされないと予想されていました。 デルタ株感染拡大で、どちらかというとRBAの見通しに市場も寄っているところがあり、もし予想を上回るCPIが発表された場合は、一時的にAUDが買い戻される可能性があります。

ここでRBAがハトを維持しているなら、AUD売りのチャンスだと思っています。

FOMC

特に何も変更はないと思われますが、前回の議事録を見る限りではテーパリングの方法についての議論が盛り上がるのではないかと予想しています。その前提となるインフレが一時的なのかどうかということについても引き続き注目です。前回会合時と比較して、デルタ変異株が蔓延し、各国のインフレに対する評価もどちらかというと「インフレは一時的」と判断する方向に傾倒してきている環境に変わってきています。したがって、パウエル議長を中心としたハト派勢が勢いを取り戻し、ハト的なガイダンスになる可能性が高いと予想します。

ただ、債券市場では利上げ開始時期の織り込みはFOMCの予想よりも後ずれして織り込んでいる状況なので、リスクがあるとするなら、具体的にテーパリングについて話があった場合の金利上昇・USD買い方向と思われます。

月末が近づいていて、素直に反応しにくいかもしれませんが、ここで余程ハトにならない限りはジャクソンホールや9月のFOMCに向けてUSDロングの仕込みのタイミングを狙っていく方針にしたいと思います。

インフラ投資法案

財源問題を解消したい共和党の意向が反映されず、米財政政策審議が一向に進まないことから、上院共和党が民主党に対しインフラ投資法案採決の延期を警告しました。

現在インフラ支出に関する議題は二段構えのプロセスで進められていまして、第1がインフラに焦点を当てた超党派の法案(5800億ドル)で、第2が民主党のアジェンダに含まれる他のインフラ項目を全てカバーする2022年度の財政調整措置(3兆5000億ドル)で、民主党単独で可決しようとしているものです。今回の警告は第1弾の超党派案に対してのものです。しかし、インフラ投資法案の前に債務上限の一時適用停止期限が7月末にきてしまいますので、まずはこれを解消しなければ、追加の財政投資はできなくなります。

8月上旬から議会が1か月程度の夏季休会となる空白の期間を考えると、8/1に債務上限問題をクリアさせた上で、9/30までにインフラ投資と新年度予算案をまとめて審議しなければならないとなるとかなりタイトな日程になります。8月の後半からは、ジャクソンホールと9月のFOMCも控えていますが、金融政策だけでなく財政政策に関連する政治家の発言にも注目しなければなりません。米国に材料が目白押しの夏になりそうです。

投稿者について

週末はゴルフに全力投球。ハンデゼロとクラチャンを目指しています(現在ハンデ7)。平日は主にFX市場で長年現役として働いています。基本的に長めのトレンドを取りに行きながら1週間程度でポート全体のリスクを調整していくスタイルです。

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