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  • 今週の注目材料

7/19 英国コロナ規制の全面解除

最近英国の一日のコロナ新規感染者数は5万人を超えていますが、重症化率は低下しており、コロナと共生ということで、マスク着用の義務など全ての規制が撤廃されます。しかし、ロンドン市長は公共交通機関でのマスク着用の義務を継続すると表明したり、実際の感染者数の増加を前に政府の判断を全面的に受け入れているわけではなさそうです。

一方でスペインやポルトガルなど、増加するデルタ変異株感染対策として一部で規制を復活させたり対応が各国で分かれています。

今のところ、変異株感染拡大が深刻なリスクオフを引き起こすとは予想していませんが、万が一、一日の感染者数が7万人を超えワクチン接種も伸び悩んでいる米国で、ロックダウンが再開されるようなことがあると、世界で大きなダメージとなり、深刻なリスクオフの展開まで考えておかなければなりません。

ただ、メインシナリオとしては、7/12の週のような良く分からない何となくの雰囲気から来るリスクオフは一回終わって、反発するのではないかと予想します。万が一、USD買いがくるとしてもそれは8月末のジャクソンホールの前あたりから、純粋なUSD買いとしてくると予想しています。

7/22 ECB理事会

7/6に1年半かけて金融戦略の見直しを纏めたECBですが、インフレ目標を2%か一時的に上回ることまで許容するというように変更しました。今回は、政策金利は据え置き、PEPP(パンデミック緊急資産購入プログラム)も現状維持が見込まれていますが、フォワードガイダンスがどのように変更されるのかに注目です。既にラガルド総裁からフォワードガイダンスの再検討や2022年3月までのPEPP後の新たなスキームへの移行も示唆されていることから、基本的には、今後も可能な範囲で緩和政策を維持する方向で話が進むことが予想され、EURの売り材料になると予想します。

この手の展開としては、会合前にEUR売りが織り込まれ、実際に発表されたところで戻る展開がよくあるパターンです。ただEURに関しては、多くの中銀がタカ転しようとしているなか、緩和維持のためのスキーム作りをしている時点で、かなり他国と比べるとハトであることは間違いないですし、マイナス金利のコストが付くことからロングにはしづらく、基本的には戻り売り戦略継続です。

投稿者について

週末はゴルフに全力投球。ハンデゼロとクラチャンを目指しています(現在ハンデ7)。平日は主にFX市場で長年現役として働いています。基本的に長めのトレンドを取りに行きながら1週間程度でポート全体のリスクを調整していくスタイルです。

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