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  • 今週の注目材料

火曜日のパウエル議長の議会証言

パウエル議長はFOMC後の会見において、「ドットプロットは割り引いてみるべき」と、DOTSを受けての市場の過度な期待を牽制し、物価上昇についても従来の一時的なものであるという認識を継続し、公式に上方修正されたGDP・物価見通しがあるなかでも、先行きに対する慎重な姿勢と緩和維持を示しました。今回の議会では、物価動向に対する質問などが出てくることがほぼ確実となる中、一時的という認識にどこまで説得力を持たせることが出来るのかが注目されるところです。基本的には、FOMC後何も経済指標が出てきていない中では、議長の考えや姿勢が変わるとは思えず、一旦買われ過ぎたUSDの調整の材料に使われると予想します。FOMC後の材料としては、ハト派で知られるセントルイス連銀のブラード総裁が最初の利上げは2022年後半と発言し、サプライズの債券利回り上昇・株安を誘ったことくらいです。現状、タカ派メンバーを抑え込んでいる議長から、少しでもタカ派メンバーに配慮したような発言が出てくるようだと、更に米ドル買いが進行する可能性もあります。

米金利

短期金利だけ上昇、長期金利は低下し、金利カーブはフラット化が進行しています。短期は政策金利を見ていて、長期は引き締め後のインフレが落ち着いた世界を見に行っているのだとすると、金曜日に株は下がりましたが、そのうち戻るでしょう。このケースだと、資源国や新興国の利上げを控えている国は、対ドルで買い戻されると予想します。

逆に、引き締めによるリスクオフが主因で、つられて長期金利が低下しているのなら、もう少し金利は低下し、USD独歩高が継続してしまいます。

ただ、次の雇用統計までは米ドルが崩れる材料は出にくいことから、米ドルが売られるにしても、ロングの利食い程度の小幅なものにとどまりそうです。

BOE(イギリス中銀)政策決定会合

ワクチン接種が進んでいるにもかかわらず、新型コロナウイルスの感染拡大が広がる英国ですが、6/21に予定していたロックダウンの完全解除も延長されました。ベイリー総裁など大半のBOEメンバーは、物価上昇は一時的で金融緩和を縮小する必要はないと主張していることから、今回も据え置きが予想されています。一方で、直近のCPIは中銀のターゲット上限を超える2.1%と2年ぶりの高水準に達し、コアCPIも2%を記録していますので、物価見通しが2022年後半に鈍化するという前回の見通しがどのように変化しているのかに注目です。その他の経済指標も良好であり、先週のFOMCを見ていると政策は維持しながらも声明文のトーンがタカ派転してくる可能性は十分にあります。たまっていたロングは切らされたと思うので、週の前半でチャンスがあればGBPJPYのショートは一旦クローズしてもいいかもしれない。これでも、かなり前に作成したもので、AUDのやられが埋まった程度のプラスしかない。今回、GBPのロング過熱感が出てから暴発するまでかなり時間が掛かった。

CADロング過熱

CADのロングもGBPと同様に過熱していると感じてUSDCADのショートを作成していたが、先週のFOMC以降ようやくプラス転してきた。BOCもFOMCより少しタカが先行している程度だが、市場織り込みは殆ど変わらないレベルまで米金利が上昇しているので、そろそろ利食い時期かもしれない。

BOM(メキシコ中銀)政策決定会合

インフレが中銀のレンジを超えていることからタカ派転の可能性が高まっていますが、先週のFOMC後からUSD買いMXN売りが激しく、このままでは輸入物価の上昇が更なる物価上昇に繋がる恐れがあります。実際に利上げをしないにしても、タカ派な声明を出して通貨安を止めたいという思惑はあると思いますので、会合前にMXNが売られ過ぎている場合、逆張り的にMXNロングを仕込んでも面白いかもしれません。個人的には、既にMXNロングで苦しいのでこれ以上積み増せない。

投稿者について

週末はゴルフに全力投球。ハンデゼロとクラチャンを目指しています(現在ハンデ7)。平日は主にFX市場で長年現役として働いています。基本的に長めのトレンドを取りに行きながら1週間程度でポート全体のリスクを調整していくスタイルです。

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