ISM製造業、雇用統計、ISM非製造業と強烈な数字が続いたが、為替はUSD売り。最初の二つはイースターということもあったが、最後の一つが出てもUSD買いにはならず単純なリスクオンのUSD売り。
かなり材料は織り込まれているし、FOMCでいくら利上げはないと言っても出てくる数字が良好なのでどうしても早期緩和解除を想定したポジショニングになってしまう。金利は来年第4Qに1回の利上げを完全に織り込んだ。ということは、テーパーは今年の後半には始めないといけないし、そうなるとアナウンスメントは夏前にはないといけなくなる。
つまり、金利は現時点の材料では織り込み切った水準であり、ここからは、本当にFRBが言っているように、インフレが一時的で収まるかどうかの確認をこの第2Qでしていくことになる。したがって、金利上昇のUSD買いという相関にはなりにくく。まずは、これまでのUSDロングの巻き戻しがあるような気がして、USDショートを多目にしていく。
リスクは、追加財政がうまくいかなかったりして株が下がること。ということで、一旦AUDロングは0.7650でほぼコストでクローズし、代わりに半分のサイズでUSDPLNのショートを作成した。元々EURPLNのショートはあるので、積み増しみたいな感じ。
PLNは中銀がハト転しているが、出てくる数字はコロナ感染が再拡大しているにもかかわらず良好。特にCPIは中銀のターゲットの上限であり、更に通貨安に誘導するような緩和策はやりにくいはず。少し戻る局面を想定してPLNロングを増やした。