今週は材料が目白押し。RBA、OPECプラス、パウエル講演、毎日のように他の連銀総裁の講演、重要な米経済指標。全人代もある。
RBAは直近の3年債の買取を見ていると、本気で金利を抑えにかかっていることから、緩和スタンスは揺るがないだろうと見て、最後残ったAUDロングは利食いした。ピークからみたらかなり減ってしまったが仕方がない。
その他、USDCADロングも半分利食い。OPECプラスでは交渉決裂がお決まりのパターンで、ロシアなどが強く減産規模縮小を要望するならオイルが調整の下落となってもおかしくないということで半分リスクを落とした。
一方でEURショートは積み増し。これはUSD金利上昇により、円とともにファンディング通貨の代表となっているし、先週もかなり強いトーンでECB高官から名目金利を抑えるような主旨の発言が出てきたことから積み増した。
全体としてはまたUSDロングが少し増えた感じだが、今週の木曜日のパウエル講演には注意したい。先週7年債入札の不調は米財務省やイエレンにとってかなり屈辱だったはずで、その辺りを忖度するのであればパウエルが若干強めにハト的な発言が出てくるかもしれない。それまでに落とせるUSDロングリスクは落としておきたい。
水曜日のUKスマク財務省の発言にも要注意。緩和どころか増税の話を始めたりして、株が下がる可能性もある。そうなったら、少しGBPショートのリスクは落としてもいいかもしれない。