このところ株が上がっても下がってもUSD買い。更に金利も上がり始めたことから、このままUSD買いが進むのかという議論になってきている。
年末時点で殆どのエコノミストがUSD安予想をしていたが年始からUSD買いが進行し、更に方針まで変えるか悩んでいるという、、、。何とも残念な話。
私の判断としては、まだUSD売りでいいのではないかと思っている。ECBは通貨高を警戒しマイナス金利とかできもしないことを言い出しているし、RBAも国内経済指標はかなり良好(インフレだけはいまいち)だが、2024はじめまで緩和継続とフォワードガイダンスを強めて通貨高を牽制した。FRBも先日テーパーは時期尚早だと宣言したばかりだが、このまま金利が上がってUSD高になると、国内の景気や輸出企業にダメージが出ることから現時点では何かしら牽制発言が出てくると思われる。
逆にBOEはマイナス金利を準備するようにという指示は出したものの、当面やる予定はないとのこと。また、ワクチン接種も進んでおり、年後半から2%を超えるインフレ予想となっていることから、通貨高もある程度許容できるのかもしれない。ということで、先日1.36後半で売ったGBPは金曜日に1.37で損切って、少しロング転した。
また先日元高抑制期待で作成したUSDCNHロングも金曜日にほぼコストで閉じた。これで、また少しUSDショートが増えて、そこそこUSDショートに傾いた状態。
イメージでは第2Q辺りから、昨年のベース効果でCPIが上がって少し金利が上がり、USD買いをイメージしているので、3月半ばを目途にUSDショートは解消しておきたい。