基本的にまだUSDロング目に構えている。少しリスクオフに偏り過ぎないようにMXNをロングにして調整しているが、そのMXNだけが酷く売られている。
相場としては、バイデンの1.9兆ドル案はすんなりと通りそうもない。そもそも共和党からしたら規模が大き過ぎることと、内容も州政府をサポートするものが含まれていることから、全部は受け入れがたいはず。更に、民主党が墓穴を掘った形だが、トランプの弾劾についても上院で審議をしないといけない。弾劾までやりながら、追加財政の案をまとめるにはあまりにも時間が足りない。本当に困っている人達を優先するのであれば、相当妥協した案にしないとスピード感を持って可決できない。その際に、個人の保証1400ドルが減額されたりするようなら、株の調整は多少入るだろう。
もう一点、気になるのが台湾問題を元に米中が揉め始めていること。バイデン政権は、コロナ終息後に対米問題に取り掛かると想定していたが、予想以上に展開が早い。ワクチンが出来て余裕が出てきているのだろうか。この問題を元に再び米中貿易戦争になるのなら、これも株にとってマイナス。
更に、バイデンがクリーン政策推し進める上で、カナダとのパイプライン建設を中止にしたり、国内のオイルカンパニーにも規制を掛けたりしているので、景気にダメージが出てくる可能性がある。そこで、クリーン政策に公共投資をして埋め合わせをするのだろうけど、そういう政策はコロナの後になるだろうから、時間軸的に先に調整がくる可能性があると思って、少しリスクオフに備えている。
しかし、MXNのロングだけがやられていく、、、