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ワクチンでリスクオン。だがFXは当初はUSD売りだったが、米金利上昇にともないUSD買いへ転換。今後もワクチンネタはファイザーだけでなく他からも出てくることが予想され、確かに製造や運搬の問題はあるもののリスクオンの材料になると考える。ただリスクオンだからFXにどう反応するかというと米金利次第。普通に考えれば仮に10年が1%を超えてくるようなら12月のFOMCで追加緩和を出して押さえつけるはず。これまで景気を支えてきた低金利下による住宅ローンが止まってしまうと困るからだ。ただ、怖いのは余りにも多くの人が同じことを予想しているという点。恐らく債券ロングも溜まっているだろうから追加緩和をしてもあまり金利は下がらない恐れがあるし万が一何も出てこないと債券ロングのアンワインドが出て金利が急騰ということもありうる。
したがってUSDリスクは危険なのでクロス通貨ペアでリスクオン寄りのポジションを取っていきたい。とりあえず昨日タカ派RBNZで大きく売られたAUDNZDを逆張り的にロングを作成してみた。豪もニュージーランドもコロナはコントロールできている。中国との深い関係も同じ。一方でコロナが解消して資源が上がるなら、鉄鉱石や銅など資源が豊富なAUDが持ち直すだろう。またRBAもRBNZと基本的に同じスタンスになるだろう。今年の4月くらいから何度も止まっている1.05ミドルは今回も底堅いと予想。