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ジャクソンホール(JH)待ちの状態でその前に軽く前哨戦が各プロダクツで入っている。
米金利は昨晩欧州金利の上昇につられて上昇した。経済指標もまちまちであるなか、JHハト期待の債券ロングの調整が入っているのかもしれない。
株は、JHタカ懸念というよりも経済指標の回復に焦点を当てて、買い一辺倒。
貴金属はやはり金利と連動しながらJH後の金利上昇リスクをケアする形でロングの調整が入っている。
FXは、昨晩の米消費者信頼感指数が大きく崩れたことで、JHハト期待を強める形でUSDショートを若干積み増している。ただロングが溜まっているEURだけは上値は重い。
今回のJHのテーマは今後10年にわたる金融政策の進路という壮大なテーマであり、それをすぐに相場に織り込んで10年走るわけではない。また、各プロダクツの織り込みもバラバラであることを考えると、短期的に溜まっているポジションのロスカットの材料として使われるだけとなるかもしれない。月末も控えて実需のカバーが終わったところから徐々にJHの中身を受けたファンダメンタルズ相場に戻ると予想する。