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米中小企業への雇用支援が8/8まで延期となり、連休後ということもあり、株が堅調。特に中国株が爆騰。銘柄を見ると保険・銀行・証券などの大型株が買われていることから、当局が参入しているか機関投資家が買っているかといったところでしょう。
少し前は香港株もなぜか下がらなかったので、中国当局が買っているのではないかと考えていたが、普通に上海株も上がりだした。中国の場合は、当局が買っているという安心感が広がると、すぐに個人が追随してくるので、もう暫く中国株は底堅いかもしれない。
元々火曜日辺りでドル安が終わって、リスクオフ目に切り返すと想像していたが、どうなるであろうか。コロナ感染は米や新興国でますます拡大している。米中小企業支援策は8/8までの短期延長ということで、そろそろサポートも終わりだという政府からのメッセージの気もする。7月末は一旦延期となるかもしれないが、収入がそろそろ減ってきたときに個人消費がどうなっていくか。雇用の状況と合わせて、今月・来月の経済指標が年後半に向けた重要なターニングポイントだと思う。
現段階では、雇用は元通りにはならず、一旦消費が落ち込み厳しい状況に陥ると想像しているが、ここで予想外に中国の経済活動が回復し、欧州が米よりも中国を選択し貿易が増えたりすると、中国主導で世界経済が支えられる可能性もある。