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株が下がらない。東京時間は下げそうな雰囲気が出ているのに、日銀の買いや今日は中国が農産物購入強化というニュースで午後から反転上昇。
このままドル売り継続だと7月第1週辺りまで続きそう。少し耐える時間帯だし、1週間ちょっとの短期タームでヘッジもしておかないといけないかもしれない。
ただ株が先週の高値をしっかり抜けてくるとは思えない。昨日のBOEはコロナの悪影響は当初想定よりも悪くないという見通しだったが、FRB以外はだいたいの中銀が同様の見方をしている。しかし、同じく昨日の豪雇用統計や一昨日の英雇用統計を見る限り、かなり数字は悪い。失業の定義を考えると本当はかなり悪いのかもしれない。やはりワクチンがない状態では、いくら金融緩和と財政出動が巨大でもコロナ前に戻るとは思えない。
特にアメリカは7月末に向けて補助金の期限が到来する。これまで給料以上の補助金を得て失業しているのに株を買っていた個人の買いが消える。経済活動が再開されているのに補助金を満額のまま延長することもないだろう。普通の人であれば7月末に向けて復職を目指すだろう。6月と7月の雇用データは重要で、このデータを見て実際の経済状態を探ることになる。