予想外にドル売りが進んでしまった。あと数日の間にドルロングを減らそうと思っていたがAUDショートとUSDCADロングはそのままやられた。EURロングがワークしているのでそこまで収益が削られたわけではないが。ワクチンなど、これまでも似たようなニュースが出ていたが昨日は大きく反応したということはそれだけ反応しやすい環境が揃っていたのだろう。
そもそも5月のアノマリーはFXはドル買い、日本株は少し下落、米株下落という感じだったが、そこに米中問題が再燃し多くの人がリスクオフに傾け過ぎたのだろう。先週は豪中問題が出ているにもかかわらずAUDは下がらなかったし、兆候は出ていたので思い切って減らすべきだったが、長期的に見てこのままV字回復とはならないと思っているのであまり心配はしていない。
むしろEURが1.10-1.12ゾーンではショート転してもいいと思って狙っている。短期的にはドイツとフランスが協力してコロナ対策を検討しているということで上がりやすいとは思うが、EUは常に政治問題が燻っている。世の中が右肩下がりの時に纏まるはずがないと思っている。
ただ、繰り返しになるが注意しなければならないのは、恐らく株は思ったほど下がらない。株のマネージャーが珍しくみんな弱気で、下サイドへの備えはしつつ、下がったら少しずつ買おうと待ち構えているイメージ。昨年米中がどれだけ揉めようと株に資金は流入していたが、今この4月の反発の最中株に資金は戻っていない。出来高がないなか流動性が少ないため上がっているだけ。