広告

ドイツ連邦裁判所がECBにクレームをつけた。EU最高裁が認めているECBの緩和策について真逆の見解を示した。ECBは3か月以内に合法であることをドイツ裁判所に対して説明しなければならない。

EUという組織は、景気が右肩上がりの時に作られたシステムで、景気が悪くなれば当然こうなる。そもそも無理があるのだ。統一通貨を使いながら財政は別である。域内で貿易をすると、完璧に貿易収支がゼロにならない限り、黒字国と赤字国に分かれるに決まっている。通常の経済学では貿易赤字国は通貨が安くなってその分購買力が落ちて貿易赤字は縮小に向かうはずであるが、通貨の価値は黒字国も合わせたものなので変わらない。二極化が進むに決まっている。

ドイツからすると自分たちの税金を何で怠け者の南欧救済に使うんだということになるし、南欧からすると域内の貿易赤字を一手に引き受けてあげているからドイツが黒字になっているんだという理屈。ドイツも本来もっと通貨高になって貿易黒字は減るはずが南欧が足を引っ張ってくれることで通貨高にならないということで、相当なメリットを得ているのだが、それを認めようとしない。

そういう意味でUKは一番かしこかった。EUに加わり関税ゼロのメリットだけ享受して通貨と財政は別にしてきた。それでも、移民問題などでEUに口出しされるのを主権侵害と捉えブレグジットを選択した。

更にコロナショックにより他国を気にする余裕を失った世界は、グローバリズムから離れつつある。ドイツがあまり頑なだと、イタリア・スペイン辺りが離脱ということもありうる。ただUKと違い通貨を統合してしまっているということで、離脱のハードルは高いが、、、

FRBが大量にドルを放出していることと米中問題からソブリン系がJPYとEURを選好すると思っていたが、EURは買いたくなくなってきた。上がったところで1.10を超える場面があれば売りたい。

投稿者について

週末はゴルフに全力投球。ハンデゼロとクラチャンを目指しています(現在ハンデ7)。平日は主にFX市場で長年現役として働いています。基本的に長めのトレンドを取りに行きながら1週間程度でポート全体のリスクを調整していくスタイルです。

おすすめ:

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です